どうもギズモです!(^^)!
Line着せかえで、すでに申請通過し販売していた3-Lineテーマが急にリジェクト(販売不可)になってしまいました。
オリジナル作品で、尚且つすでに販売可能であったにもかかわらず販売不可となった理由を探っていきます。
リジェクトの理由
Lineからのメッセージ
▼該当項目
5.1.当社または第三者の商標権、著作権、特許権、意匠権などの知的財産権を侵害し、
または使用されている素材がサードパーティの利用条件に違反しているもの
つまり作品に著作権侵害を疑われる何かがあったということですね(-_-)
原因追及
何が原因か細かい指摘がなかったので何とも言えませんが、他の作品と似ているものがあったのかと思い、「3-Line」・「線」・「シンプル」と検索してみました。全部見れたわけではありませんが特段気になる似た作品はありませんでした(゜o゜)
今回のリジェクトなのですが、今までの物と違い個別の画像が何かしらのガイドライン違反で使えないのではなく、根本的にこのテーマがいけないといった感じです。
原因はおそらくこれだ!!
色々調べてみましたが、おそらくは判明いたしました。
色彩商標(色彩のみからなる商標)…
初めて聞きました( ;∀;)知らなかった…
平成26年5月14日法律第36号により、商標法が改正され、新しいタイプの商標の保護制度ができたそうです。
その中には
動き商標 | 文字や図形等が時間の経過に伴って変化する商標 (例えば、テレビやコンピューター画面等に映し出される変化する文字や図形など) |
---|---|
ホログラム商標 | 文字や図形等がホログラフィーその他の方法により変化する商標 (見る角度によって変化して見える文字や図形など) |
色彩のみからなる商標 | 単色又は複数の色彩の組合せのみからなる商標(これまでの図形等と色彩が結合したものではない商標) (例えば、商品の包装紙や広告用の看板に使用される色彩など) |
音商標 | 音楽、音声、自然音等からなる商標であり、聴覚で認識される商標 (例えば、CMなどに使われるサウンドロゴやパソコンの起動音など) |
位置商標 | 文字や図形等の標章を商品等に付す位置が特定される商標 |
これらのものが含まれます。初耳で驚きましたが、色彩商標にあの大手コンビニエンスストア「セブンイレブン」がありました。
セブンイレブンの場合白地に3色の組み合わせですが、今回のテーマでもリジェクトされているので、passコードだけが悪い訳では無いと思います。おそらく3本線の色の組み合わせが良くないようです。以下に商標申請の文章を載せておきますが、読んでも細かいところはよくわかりません。
商標登録を受けようとする商標(以下「商標」という。)は、色彩の組合せのみからなるものである。色彩の組合せとしては、白色(プロセスカラーCMYKの組み合わせ:C0,M0,Y0,K0)、オレンジ色(プロセスカラーCMYKの組み合わせ:C0,M60,Y100,K0)、緑色(プロセスカラーCMYKの組み合わせ:C100,M0,Y100,K0)、赤色(プロセスカラーCMYKの組み合わせ:C0,M100,Y100,K0)であり、配色は、上から順に、白色が商標の13.125パーセント、同じくオレンジ色12.5パーセント、白色13.125パーセント、緑色22.5パーセント、白色13.125パーセント、赤色12.5パーセント、白色13.125パーセントとなっている。
色彩商標とは?
色彩商標とは色の組み合わせで他の商品や企業の著作権を守るためのものであります。
例えば…
下のようなお店があったらどうでしょう??
あっ!セブンイレブンだ!と思ってしまいますよね?でも違うんです。そうなるとセブンイレブンは困ってしまいます。粗悪なものを売られてセブンイレブンブランドに傷がつくといけませんので。また、お店の外観にかかわらずこの色合いでセブンイレブンの企業商品だと思われてしまったら問題が生じる可能性があります。
これらの問題を防ぐために保護されています。単なる色の配列でも気を付けないといけません。ちなみに並ぶ順を変えたらOKかどうかははっきりしないので、組み合わせを変えるのがBetterですね(;´∀`)
登録済み色彩商標
色の組み合わせや色の選択は十分に気を付けないといけませんが、実はこの色彩商標…2018年7月現在に4つ(実質3つ)しか申請通過したものが無いんです。よってこの3個を最低限気を付ければよいですね。今後増えた際には使用禁止になる組み合わせは出てきそうです。
4つの色彩商標
2015/04/01に申請開始して、最初の登録が2017/03/10ということは申請が通るまで早くて2年程かかるという事で。
三井住友は約3年かかっています。申請通すのにはかなり厳しいようですね。
ちなみに4件審査通過/181件申請中のようです。
組み合わせで気を付けないといけないのですが、色彩商標には単色でも可能となっており、実際に単色で申請している企業もあります。使用していくには要注意ですね。
商標登録の検索については商標出願・登録情報ページより調べることができるので、参考にしてみてください。
その他の新しいタイプの商標の保護制度
その他の動き商標やホログラム商標、音商標はさほど気を付けなくても良いかもしれませんが、位置商標については少し注意しないといけませんね。
なにかイラストと書く際に、実際の商品を見ながら描いていると忠実に再現していくと特別な位置商標に引っかかる可能性があります。
位置商標とは、その位置に特定の差し色や特定の形状のものがあると、商品が特定されてしまうようなものです。
ちなみにこちらは47件(2018.7.22現在)あり、申請中は223件あるので確認しておくとよいと思います。
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